ひちょり代役候補に指名!ドラ3荒波、緊急昇格

[ 2011年2月10日 06:00 ]

海上自衛隊那覇航空基地を訪れ、ヘルメットを装着する須田(右)と荒波

 ひちょり先輩の穴を埋めるのは俺だ。横浜のドラフト3位・荒波翔外野手(25=トヨタ自動車)が、1軍の宜野湾キャンプに緊急昇格することになった。10日に行われる初の紅白戦にBチームの「1番・中堅」として先発出場する。

 中堅争いは、日本ハムから移籍の森本が大本命だが、5日に右肩を痛め、現在は別メニュー調整を続けている。そんな中、首脳陣が代役候補に指名したのが荒波だ。50メートル5秒7の俊足と遠投110メートルの強肩が武器。身体能力の高さは、トヨタ自動車でチームメートだったロッテ・荻野貴に匹敵する。6日に2軍の嘉手納キャンプを視察した尾花監督も「即戦力として、新人の中で目を引いたのは荒波だった」と高く評価。横浜の新人は全員が2軍スタートとなったが、荒波がいきなり紅白戦で結果を残せば、開幕1軍も見えてくる。

 休日のこの日は、荷物整理を終えると、新人恒例の海上自衛隊第5航空群(那覇市)訪問に参加しリフレッシュした。森本の故障でつかんだチャンス。横浜のスピードスター候補が新風を吹き込む。

 ◆荒波 翔(あらなみ・しょう)1986年(昭61)1月25日、神奈川県生まれの25歳。横浜3年時の03年センバツで準優勝。東海大では06年世界大学野球選手権(キューバ)ベストナインを受賞。社会人のトヨタ自動車では08、10年と日本選手権優勝。家族は両親と兄。1メートル78、77キロ。右投げ左打ち。

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2011年2月10日のニュース