阪神、二盗阻止へ二遊間“バッタ捕り”練習

[ 2011年2月9日 06:00 ]

グラブを立てたまま捕球、直下型キャッチの練習をする平野

 阪神が二遊間で「直下型タッチ」の練習を行った。二盗阻止で捕手からの二塁送球を受ける二塁手、遊撃手に久慈守備走塁コーチが「二塁ベース上方で捕り、グラブを上から下に叩きつける感じ」と指導する。シートノックと特守の最後に課した。

 問題は難しいハーフバウンド。易しいバウンドで安全に前ですくい捕ろうとすれば追いタッチになる。当然だがタッチにいくよりも送球の方が速い。「半端なバウンドは難しい。だから練習するわけです」。見た目はゴロ捕球では禁じられている上からグラブをかぶせる「バッタ捕り」だ。それでも久慈コーチは「ゴロは捕った後に送球が要る。でも盗塁阻止の多くはそのプレーで終わる。タッチだけで年間いくつものセーフをアウトにできるんだから」と説明。ナインは真剣な表情で「バッタ捕り」の訓練を繰り返した。

続きを表示

2011年2月9日のニュース