金本、野球生命かけ…覚悟の“一段飛ばし”調整

[ 2011年2月6日 06:00 ]

マシン打撃を行う金本

 右肩故障の影響で別メニュー調整を続ける阪神・金本が5日、今キャンプ初となるマシン打撃を行った。室内練習場でまずティー打撃120スイング。その後にマシンを相手に61球、金本らしい鋭いスイングを披露した。

 昨季終了後から数えても、初の本格的な打撃練習。球速の遅いカーブマシンからの試運転を想定していた和田打撃コーチは、一段飛ばしの調整に「その状態に来ているということでしょう。球速がある方が当然、負担は大きいわけだから」。さらに「スピードがある。怖がって振っている感じはない。ここ1、2年の同じ時期と比べても振れている」と話した。当初の計画通り、第3クール中に屋外での打撃練習を行う見通しも立った。

 懸案の送球動作でも前進が見られた。18球のネットスロー後、今キャンプ2度目のキャッチボールは計55球。1球ごとに距離を延ばし、これまでで最長となる約40メートルから2球を投げた。前日には「今年は野球生命がかかっているキャンプ。それなりの覚悟を持ちながら、無理せず、焦らぬようやっている」と話していた金本だが、大きく前に進んだ一日だった。

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2011年2月6日のニュース