「最高の走塁マン」赤星氏、楽天でマル秘盗塁指導

[ 2011年2月4日 06:00 ]

赤星氏(左端)と話をする(左から)牧田、内村、鉄平、聖沢

 元阪神で本紙評論家の赤星憲広氏(34)が沖縄・久米島の楽天キャンプを訪れ、現役時代の恩師である星野監督の要請を受けて臨時走塁コーチを務めた。5年連続盗塁王のセ・リーグ記録を持つ同氏は指揮官が盗塁王を期待する聖沢と内村、走力の高い鉄平、牧田に極意を伝授した。

 「自分で研究することが一番大事。それは打撃にもつながる」。赤星氏は相手投手や捕手の癖を盗むだけではなく、自身が一塁にいる際の対戦投手(捕手別も)の打者別の配球を全てデータ化。盗塁成功率・812を誇った現役時代には決して明かさなかった分析術で「松井稼さんも含めてチームに5人走れるチームはパ・リーグにない。チームにとって大きな武器」と期待を寄せた。星野監督も「赤星は監督人生最高の走塁マン」と直接指導に感謝。機動力野球を掲げ、昨季リーグ5位の78盗塁からトップを目指す。

 ▼聖沢 自分の次の打者に対する配球の研究が、盗塁につながるという考えを参考にしたい。
 ▼内村 赤星さんは目標にしないといけない選手。投手の癖や配球を知ることは盗塁だけでなく、打撃にも生きてくる。

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2011年2月4日のニュース