星野監督精力的始動!「殺意抱いて」過激指示も

[ 2011年2月3日 06:00 ]

ブルペンで楽天・井坂に指導する星野監督

 じっとしていられたのも、わずか1日だった。沖縄・久米島キャンプ2日目。楽天・星野監督が雨空の中を精力的に動き回った。

 早朝からの雨でグラウンドには水たまり。それでも、闘将は屋外でのウオーミングアップを命じた。「選手が濡れているのに休んでいるわけにはいかないだろう」。自らも雨に濡れながらナインの動きを確認した。

 ブルペンでは捕手の後ろからだけでなく、投手の真後ろからもチェックした。基本的に指導はコーチに任せているが、期待の若手に声を掛けずにいられなかった。3年目右腕の井坂に初の直接指導。リリースポイントについて、身ぶりを交えて指摘した。指導を受けた井坂は「自分も欠点だと感じていた。考えが間違っていなかったことを確認できたので克服したい」と語った。

 さらに、室内での送球練習中には「日本一の外野手」と評価する鉄平、牧田、聖沢の3人を集め「殺意を抱いて、走者を必ず刺すつもりで送球してほしい!」と過激な指示。いよいよ闘将モードにシフトチェンジだ。

 ≪星野監督 今度は迷わず帰った≫前日、宿舎へ帰る際に迷子になった楽天の星野監督は、この日も途中で車を降りた。今度は予定通りに残り3キロの地点で下車し、無事に徒歩でゴール。45分かけて宿舎へ到着すると「3キロ以上あったんじゃないか。散歩中はいろんなことを考えながら歩いている。大事な時間だから、邪魔しないで一人孤独にしてくれよ」と笑顔。小学生3人の「お供」を連れた失敗は繰り返さなかった。

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2011年2月3日のニュース