原監督 宮崎入りいきなり鬼指令!大田降格

[ 2011年1月31日 06:00 ]

宮崎神宮を参拝した巨人の原監督はガッツポーズを見せる

 チームも、宮崎もどげんかせんといかん。巨人・原辰徳監督(52)が30日、キャンプ地の宮崎入り。鳥インフルエンザや霧島山・新燃(しんもえ)岳噴火など自然災害に見舞われる宮崎を勇気づける一方で、チームにはいきなり厳しい競争意識を植え付けた。

 原監督の笑顔は厳しさの裏返しだった。「工藤が(1軍に)上がります。そういうのも今年のジャイアンツのスタイルだと思ってください」。キャンプ1軍スタートだった期待の3年目・大田の2軍降格を決めた。宮崎での合同自主トレ初日だった27日にインフルエンザ感染が判明。大田は「もう大丈夫です」と話したが、指揮官は有無を言わせず、異例のキャンプ直前の降格を断行した。

 「選手1人1人の力を把握した中で最強メンバーをつくること、これが監督としての責務」。リーグ4連覇を逃し、CSファイナルシリーズで敗退した昨年からの巻き返しに猶予はない。厳しいキャンプを予告するナインへの意思表示だった。

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2011年1月31日のニュース