大久保前コーチ 解雇無効求め西武を提訴

[ 2011年1月27日 19:31 ]

 2軍選手への暴力行為があったなどとして、プロ野球西武を昨年7月に解雇された大久保博元・前2軍打撃コーチ(43)が27日、契約解除の無効確認、未払い報酬金と損害賠償などの計2126万3千円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。

 大久保氏側は、解雇に理由がなく、解雇の際に弁明の機会を与えられなかったこと、名誉や信用の毀損を主張している。代理人を務める阿部鋼弁護士は「暴行に関する事実誤認と解雇に理由がないことについて、プロ野球コーチの労働者の立場にスポットを当てて争う」と述べた。

 西武球団の小林信次球団社長は「まったく連絡が来ていない。今まで通り毅然とやっていくことに変わりはありません」と話した。

 大久保氏は昨年8月に地位保全と報酬の仮払いを求めた仮処分を申し立てたが、東京地裁が却下。これを不服として東京高裁に即時抗告したが棄却された。

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2011年1月27日のニュース