左の“斉藤” ライバル心むき出し「そうしないと寝つきが悪くて…」

[ 2011年1月27日 11:46 ]

 日本ハムのドラフト6位・斉藤勝投手(23=セガサミー)が26日、千葉・鎌ケ谷で行われている新人合同自主トレで4度目のブルペン投球を行った。

 山田GM、芝草投手コーチが視察するなか「これで(合同)自主トレ最後のブルペン。集大成ですね」と捕手を座らせ直球、カットボール、カーブ、チェンジアップなど50球の熱投。キャンプ1軍スタートが決定している斎藤や即戦力候補の乾、榎下に強烈な対抗心を見せつけた。

 「プロに入ってしまえばライバル。同期入団の人とも仲良くワイワイやる気はない。大学は経験していないから分からないけれど、社会人でやってきた“練習の量と質”には自信がある」。

 午前10時開始の新人合同自主トレだが、斉藤勝は毎日30分前には必ずグラウンドに登場し入念なアップを行う。さらに欠かさないのが全体練習後のネットスローだ。「納得いくまで投げ込みます。そうしないと寝つきが悪くて…。腕を振る日、コントロールを重視する日、変化球だけの日、テーマを決めてやっています」と今でも社会人時代の癖が染みついている。

 この日のブルペン投球を見守った山田GMは「高校(修徳)時代は上から投げ下ろす本格派だった。体が大きいのに社会人からサイド気味になって面白いな、と思った」と指名に至った経緯を明かした。大卒トリオに負けじと、1メートル87の技巧派左腕が成り上がる。

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2011年1月27日のニュース