巨人一本釣り宣言も数球団競合?菅野「160キロを出したい」

[ 2011年1月27日 08:44 ]

 今秋のプロ野球ドラフト会議の目玉と言われるのが首都大学リーグ、東海大の菅野智之投手だ。新年の初練習には巨人、阪神、西武など9球団があいさつに訪れ「光栄。今年は本当に勝負の年だなと思う。やってやろうという気持ちになった」と話す。

 巨人の原辰徳監督のおいっ子として野球ファンにはおなじみだが、185センチ、82キロの恵まれた体格から最速157キロの直球に加え、スライダーなど多彩な変化球を操る本格派右腕の実力は本物。話題性だけではない。

 昨年は6月の全日本大学選手権、11月の明治神宮大会とも準優勝に終わった。東海大相模高時代も2、3年と夏の神奈川大会決勝で敗れて甲子園出場を逃した。あと一歩で栄冠に届かないだけに「東海大の縦じまに対する思いは誰よりも強い自信がある。今年は何とかこのユニホームで、日本一を取りたいという気持ちがある」と語気を強める。

 課題は自慢の直球をさらに磨くこと。「切れや精度などストレートという球種にこだわっていきたい。球速も160キロを出したいという思いはある」と言い切る。

 昨年12月には巨人が異例の早さで1位指名を決めた。しかし、ロッテ、中日、オリックスなどもあきらめておらず、最終的には多数の球団の競合も予想される。「それより最上級生としてチームを引っ張りたい。日本一になってドラフトを迎えたい」と張り切っている。

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2011年1月27日のニュース