ソフトバンク新人 2つの夢 ミュージシャンの兄の曲で登場したい

[ 2011年1月16日 10:51 ]

<ソフトバンク・新人合同自主トレ>ノーステップで打撃練習を行う山下

 夢は兄弟デビューだ。ソフトバンクのドラフト1位・山下斐紹捕手(18=習志野)が15日、兄・貴将さん(21)とヤフードームでの「競演」を目標に掲げた。

 兄はインディーズで活躍するロックバンド「Sugarless Infant」のボーカル。「もう少しでメジャーデビューできそうなんです。そうなれば1軍で打席に入る時に曲を流したい」と、兄弟の夢を語った。

 貴将さんも中学までは野球をしており、山下が野球を始めたのも兄の影響だった。「兄の練習について行ったのが、野球を始めたきっかけだった」。兄は高校から軽音楽部に入り音楽の道を選択したが、憧れの存在には変わりない。音楽でのメジャーデビューと野球での1軍デビュー。2つの夢がかなった時に異色のコラボが実現する。

 この日は新人合同自主トレ第2クール3日目。高卒ルーキーには疲れの色が見え始めていたが、全体練習後にもマシン打撃、セカンドスローなどをこなした。「力が足りないんだし、やらないとダメです」。活躍する世界は違えど、山下は兄の背中を追い続ける。

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2011年1月16日のニュース