松井秀、完全復活へ「世界一バット」再び!

[ 2011年1月9日 06:00 ]

ミズノの名和クラフトマン(右)が削るバットを見守る久保田名人(中央)とアスレチックス・松井(提供・ミズノ広報宣伝部)

 「世界一バット」に復活をかける。アスレチックスの松井が8日、東京・神田小川町のミズノ本社を訪問。今季使用する用具の打ち合わせを済ませた。バットはグリップエンドから5センチの位置を、昨年よりも1・5ミリ細く改良。ワールドシリーズMVPを獲得した09年モデルに近づけた。

 例年「体との一体感。握った手のひらの感覚的なもの」をテーマに、バットのマイナーチェンジを行う松井。今回は、昨年1・8ミリ太くした部分をほぼ一昨年と同じサイズに戻した。09年の28本塁打、90打点から10年は本塁打21、打点84と数字を落とした。ミクロの差で操作性を上げ、最高の感触をよみがえらせる。

 打ち合わせ後は偶然、元WBA世界ジュニアフライ級王者の具志堅用高氏(55)と対面し激励された。グラブやリストバンドも緑に替え、イメチェンしたゴジラが再びチャンピオンを狙う。

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2011年1月9日のニュース