昨年5票と8票足りず落選 2724安打の名手&287勝右腕が殿堂入り

[ 2011年1月6日 08:49 ]

受賞の喜びを語るアロマー

 2011年の米国野球殿堂入り選手が5日に発表され、好打で堅守の内野手、ロベルト・アロマー氏(42)と、通算287勝右腕のバート・ブライレブン氏(59)の2人が選出された。

 競技者部門での殿堂入りは、全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者投票で決まり、投票数(581)の75%(436)獲得が選出条件。アロマー氏は候補2年目で90%の523票を獲得し、ブライレブン氏は14年目で463票、79・7%を得た。
 父、兄とも大リーガーのアロマー氏は17年で2724安打して生涯打率が3割で、守備でもゴールドグラブ10度獲得の名二塁手。ブルージェイズ時代の1992、93年にワールドシリーズを制覇した。ブライレブン氏はツインズなどで22年間プレー。カーブの名手で歴代5位の3701奪三振を記録した。
 昨年、現役中の薬物使用を告白した通算583本塁打のマーク・マグワイア氏は115票(19・8%)で、前回の128票(23・7%)を下回った。
 殿堂入り式典は7月24日にニューヨーク州クーパーズタウンにある野球殿堂で行われる。

 ▼ロベルト・アロマー氏の話 昨年8票足りずに落選し、今年はこんなに票を得るとは思わなかった。若いころに対戦したブライレブン氏と一緒に殿堂入りできるなんて信じられない。

 ▼ バート・ブライレブン氏の話 14年間祈りながら待っていた。昨年5票足りずに落選したので、今年も駄目かと思っていた。野球のエリートとして認められて、大変うれしい。(共同)

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2011年1月6日のニュース