おかわり“変心”「40発100打点」宣言

[ 2011年1月4日 06:00 ]

サイン会で小さな子どもに笑顔で色紙を手渡す中村(右)

 おかわりが心変わりだ。西武・中村が3日、星野、石井義、上本とともに西武園ゆうえんちでのトークショーに参加し、今季の目標に40本塁打100打点超えを掲げた。シーズン前に数字を口にするのは極めて異例。「いつもは本数を決めていないけど今年は40本以上は打ちたい。自分にプレッシャーをかけられればいいと思って」と心境の変化を説明した。

 昨年は右肘の手術で離脱したこともあって25本塁打にとどまった。08年から2年連続で獲得した本塁打王のタイトルを逃し、チームもリーグ2位に終わった。「今年は個人的にもチームも、日本全国がいい一年になればいいなと思います」と、4番打者としてチームをけん引する構えだ。
 08年に続く本塁打、打点の2度目の2冠王獲得となれば、球団では中西太、デストラーデに続き3人目の快挙となる。「2つ獲れたらチームも勝つ可能性が高くなるので、そういう気持ちでいきます」。右肘の回復も順調で来季はフル出場も狙うと宣言。あえてノルマを設定した中村が、自らに重圧をかけて10年目のシーズンに臨む。

続きを表示

2011年1月4日のニュース