「由規シート」新設…身長161以下のファン招待

[ 2011年1月4日 06:00 ]

坂道を力強くダッシュをする由規

 ヤクルト・由規投手(21)が3日、今季中にも「由規シート」を新設する計画を明かした。昨年8月26日の横浜戦(神宮)でマークした日本人最速161キロにちなみ、身長1メートル61以下のファン2人を一塁側ブルペン付近の内野席に招待する予定。「子供たちに速い球を生で体感してほしい」と説明した。

 チームでは現在、石川、青木、宮本ら9選手が自らの名前を冠した招待席「プレーヤーズシート」を合計87席設置中。由規は昨オフから構想を持っていたが「実績を残していなかったし、自分に自信がなかった」と実現を見送った。しかし、昨季は先発ローテーションに定着して12勝9敗、防御率3・60。日本人最速161キロもマークし、踏み切ることになった。
 この日は育成ドラフトで入団した弟・貴規と初の合同自主トレを地元・仙台市内で公開。坂道ダッシュなど約4時間の練習を行い、弟に「意外と動けている。今やっていることをそのまま出せばいい」とエールを送った。貴規は今月上旬の入寮時に「1人じゃ寂しいので」と熊のぬいぐるみを持参する予定。初々しい弟の背中を押し、自らも進化を遂げる。

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2011年1月4日のニュース