“佑似”の明大右腕 ドラフトで人気集中の可能性

[ 2011年1月4日 07:04 ]

明大の野村祐輔

 【2011ドラフト目玉】140キロ中盤の直球に、多彩な変化球、沈着冷静なマウンドさばき。甘いマスクも含め、1歳上の斎藤佑樹投手によく似た明大の野村祐輔投手は1年春から6シーズン連続して安定した成績を残してきた。

 3年終了時の数字で比較すると、勝ち星こそやや少ないものの、防御率はほぼ同じ1.61。ただし、ここぞの場面での勝負強さでは斎藤に軍配が上がる。副主将で最高学年となる2011年は「厳しい練習でいいチームをつくって、いい形でリーグ戦を迎えたい」と意気込む。

 東海大・菅野智之投手、東洋大・藤岡貴裕投手とともに2011年のドラフトビッグ3として注目を浴びる1年になる。巨人と菅野の動向次第では、人気が集中可能性もある。大学の先輩でもある楽天・星野監督は「3、4球団競合になるような投手でなければ(楽天に)必要ない」とあえて強い言葉で後輩を激励した。野村も「星野監督に評価されるように頑張りたい」とさらなるレベルアップを誓った。

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2011年1月4日のニュース