オリックス 発展途上もハマれば優勝争いに参戦

[ 2011年1月1日 10:05 ]

 2011年のパ・リーグを面白くしそうなのが、岡田監督2年目のオリックス。積極的な補強、トレードでチームを活性化、ハマれば優勝争いに参戦しそうな雰囲気は十分ある。

 投手陣は決して豊富ではない左腕から山本を横浜に出し、寺原とトレード。最多勝投手の金子千を筆頭に復活した木佐貫ら右腕の戦力は整っている中で、あえてまた右を獲得した。寺原に対する岡田監督の期待がうかがわれるが、加えてメジャー124勝投手の朴賛浩まで獲得した。
 リリーフ陣では巨人を戦力外になった小林雅を加えた。朴や小林雅らネームバリューはある投手の相次ぐ補強は、戦力としてだけでなく、若手投手に一流を目の当たりにさせることで成長を促すという意図もありそうだ。
 打線も李スンヨプを獲得。新外国人のヘスマンとともに、若き本塁打王T―岡田をサポートする構想だ。チーム盗塁数が34と極端に少なく、足を使えていないという問題点をどう解決するかを考えると、頭は痛いが、FA行使が確実視された後藤が残留するなど、戦力ダウンを免れたことは大きい。
 ディフェンスではリード面で昨季、岡田監督の信頼を得られなかった日高、代わった鈴木の盗塁阻止率1割8分7厘の低さなどが課題。それでも発展途上ながら、どう進化していくか楽しみなチームであることは間違いない。

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2011年1月1日のニュース