松田が決めた！西武にジワリ１・５差肉薄

＜西・ソ＞８回２死三塁、松田は右中間に適時三塁打を放ちイニング終了後、出迎えを受ける

　【ソフトバンク５―４西武】８回２死三塁からソフトバンク・松田が小野寺の外角高め１４４キロの直球をはじき返した。「ここしかないという気持ちだった」。打球は右中間最深部を破る勝ち越しの適時三塁打。ベース上で何度も拳を握った。

　４回までに３点のリードを許したが、粘り強く得点を重ねた。２点を追う７回１死でも松田が６試合ぶりの１５号ソロで、１点差に肉薄した。「点差が離れていても終わるまで絶対にあきらめない」という松田の気持ちが、仲間を鼓舞した。
　試合前には、王会長の母・登美さん（享年１０８）の訃報が飛び込んだ。首位攻防戦の前に負けられない理由が増えた。８回に同点の適時二塁打を放った川崎も「王会長のお母さんが勝たせてくれたのかもしれない」と振り返った。西武に１・５ゲーム差。連勝での首位奪取も視野に入れた。