歳内力尽きる…変化球落ちず痛打浴びる

[ 2010年8月18日 18:21 ]

 【聖光学院3―10興南】聖光学院のエース歳内は落ちる変化球を駆使し、広陵(広島)履正社(大阪)と実力校を封じた。だがこの日は頼みの決め球が浮き、興南に打ち込まれた。

 「落ちる球の制球が良くなかった。高めに抜けた変化球を興南が見逃さなかった」と歳内。3点リードの二回に落ちる球を痛打され、三回も同じ球種で同点打を浴びた。

 捕手の星は「投げる球がなくなった」と打ち明けた。四回2死一、三塁では追い込んでから3球直球を続け、右中間に三塁打を打たれて降板。本人は否定するが、大会中に右手中指のつめを割ったのも影響したか。

 1971年に準優勝した磐城以来、福島勢として39年ぶりの4強入りは逃した。だがここまでの進撃を支えたのは、福島大会で背番号18をつけていた歳内だった。2年生右腕は甲子園を経験し、大きな飛躍を遂げた。

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2010年8月18日のニュース