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慎之助“1年勝負”!複数年契約も異例の変動制

母校訪問の体育の授業でチャンバラで勝負した阿部は「10」のゼッケンを着けた児童に狙われ笑顔を見せる
母校訪問の体育の授業でチャンバラで勝負した阿部は「10」のゼッケンを着けた児童に狙われ笑顔を見せる
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 日本シリーズMVPの巨人・阿部慎之助捕手(30)が25日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季から3年+1年オプション付きの複数年契約を結んだ。年俸は複数年契約では異例の変動制を自ら要望。今季から8000万円増の3億5000万円のベースが、成績次第で増減していく1年勝負でシーズンに臨む。今季取得したFA権を行使せず残留する主将は“生涯巨人”も宣言。気持ちも新たにリーグ4連覇に挑戦する。

 テレビカメラ6台、報道陣約50人が集まった会見場に、阿部が引き締まった顔つきで現れた。契約内容を問われると、すべてをオープンにした。

 「8000万円アップ。3年契約プラス1年のオプションです。年俸?すべて変動制の契約をしていただきました。一番こだわったのは変動制。複数年はありがたいですけどプロとして1年1年、良かったら上がるし、ダメだったら下がる、というものにしたかった」

 プロ9年目。今季途中に国内移籍が可能なFA権を取得した。シーズン中から球団側と下交渉に臨み、権利を行使せず残留を決断した。4年目は球団側が契約の選択権を持つ。ただ、阿部が最も重要視したのが年俸の変動制だった。「成績によって年俸が変わった方がやりがいがあるし、複数年でも年俸固定にはしたくない」と語っていた通りで、出来高はない。あえて自分を追い込むプロの姿勢にこだわった。

 すべてを明かしたのはリーダーとしての責任の表れでもある。入団以来、契約の内容をすべてオープンにしてきた。「本当のことを言えば、正式な金額は公開する必要はないとは思う。野球界だけでしょ。全員が契約更改の会見をするのは」と口にしたこともある。高額な年俸なら風当たりも強くなる。覚悟の上で今回も契約内容を語った。

 今季は3月のWBC連覇にリーグ3連覇、日本一、アジア一の4冠を達成。チームトップの32本塁打で日本シリーズMVPも獲得した。「すべてにおいて良かった1年。連覇と言われますがみんなで乗り越えられるようにやっていきたい」。来季の目標に「打つ方は3割30本。捕手としては今年と同じチーム防御率2点台」と設定。「この球団に獲ってもらってここまでになれた。巨人に骨を埋めたいと思っている」と生涯巨人も誓った。

 巨人愛、そして男気も披露したシンノスケ。複数年にも慢心はない。1年勝負で2010年から再出発する。

 【巨人の過去の大型契約】清原が97年から5年総額20億円、02年から4年総額20億円で契約。最近では小笠原が07年に4年総額15・2億円、李スンヨプは同年から4年総額30億円の契約を結んでいる。生え抜きでは、高橋由が07年に結んだ4年総額14億円が最高額。いずれも年俸は固定制で、阿部が結んだ複数年契約での年俸変動制は、球界でも珍しいと言える。

 <母校訪問しリフレッシュ>巨人選手たちが巣立った小学校を訪問するオフのイベント「母校へ帰ろう」がスタート。阿部、脇谷、鈴木がそれぞれ故郷の小学校を訪れた。千葉・浦安小を訪問した阿部は、児童とともに校歌を歌い、チャンバラ遊びなどで交流。「内装が変わっていてビックリした。来て良かったなと思います。いい経験になりました」と笑顔を見せた。大分・田尻小を訪問した脇谷は「昔を思い出して懐かしかった」と振り返っていた。 日本一記念シャンパン  巨人グッズ  契約更改

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年11月26日 ]

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