由規2勝目!完投よりも来季新人王選んだ

[ 2008年10月9日 06:00 ]

<ヤ・横>力投するヤクルト先発の由規

 【ヤクルト4-1横浜】ヤクルトのルーキー由規が、6回2死まで完全投球で2勝目を挙げた。投手の三浦に許した初安打と、8回のソロ被弾による2安打だけ。内外角に決まった直球は最速155キロを記録し、序盤はスライダーが決まらない分、カーブやチェンジアップを増やす対応力も見せた。「体のタイミングがつかめてきた。ちょっとずつうまくいって自信になって強気に攻められるようになった」。好循環を成長の理由と分析した。

 8回終了後、荒木投手コーチに「完投と新人王どっちがいい」と聞かれ「新人王です!」と即答し交代。今季通算29回2/3とし、30イニング未満の新人王資格を来季に残した。フェニックス・リーグ参加のため、きょう9日に宮崎入り。通算300勝目をプレゼントされた高田監督は「1本出てホッとした。夢を大きく抱かせる、本当に楽しみな投手」と目尻を下げた。

 ≪林昌勇 日韓通算200S≫林昌勇(イム・チャンヨン)が9回を3人で締め、日韓通算200セーブを達成した。先月4日に30セーブ目を挙げて残り2としたが、背中の張りによる2軍落ちもあって足踏み。「チームの皆さんのおかげ。次は日本で100セーブをしたい」と意気込んだ。球団は記念のバブルヘッド人形(1体1500円)を、巨人戦が行われる11日の午後1時から神宮球場で限定販売する。

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2008年10月9日のニュース