パウエルが会見「二重契約ではない」

[ 2008年2月5日 12:22 ]

神妙な表情で二重契約問題について記者会見するパウエル

 ソフトバンク、オリックスとの契約が問題となっている前巨人のジェレミー・パウエル投手(31)が5日、東京都内のホテルで記者会見を開き「二重契約したつもりはない」と釈明した。

 パウエルは統一契約書にサインしてオリックスへファクスで返信したが「ビザと在留資格証明の取得のためにしか使わないと言われた」と説明。事実上、開幕から3カ月の出場停止となったパの勧告には「とても残念だが、私のコントロール外。今ではホークスの一員だと思っているし、1日でも早くマウンドへ上がれるように前向きに自分のできることをやる」と話した。
 パウエルについては、オリックスとソフトバンクがともに契約合意を発表し、1月30日にパが二重契約と判断。パは4日に契約の優先権はソフトバンクにあるとした上で、支配下選手登録は6月23日以降とする勧告を出した。
 パの村田繁事務局長は5日、根来泰周コミッショナー代行にこの問題の経過を報告。根来代行は「一般論として今きちっとしておかないと、将来同じことが起きると困る」と話した。

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2008年2月5日のニュース