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12球団スカウトの前で…PL学園“清原2世”27号弾も出場ピンチ

(大阪大会 PL学園・今宮工) 6回裏2死、勧野が左越えに先制ソロを放つ
(大阪大会 PL学園・今宮工) 6回裏2死、勧野が左越えに先制ソロを放つ
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 夏の輝きが一瞬で暗転した。大阪大会2回戦は“清原2世”ことPL学園の勧野甲輝内野手(3年)が4番・一塁で今宮工科との今大会初戦に臨み、走塁中に右足首を負傷。チームは2―0で勝利を収めたものの、20日の病院診断の結果次第では3回戦以降の出場が絶望となるピンチに陥った。 【勧野甲輝プロフィール

 試練と呼ぶには過酷すぎる激痛が勧野を襲った。8回2死二塁から敬遠四球で出塁。続く山崎の左越え二塁打で三塁を回り打球の行方を目で追った瞬間、人工芝と土の境目で右足を強くひねってしまった。9回守備には就けず途中交代。試合終了後は仲間に肩をかつがれて自動車に乗り込み、球場を後にした。この日は受診予定だった富田林市内の病院が休日だっため、寮に戻って静養。きょう20日にあらためて診断が下されるが、その結果次第では3回戦以降の出場がアウトとなる可能性が出てきた。

 好発進の予感が一転、奈落の底へと突き落とされた。6回の第3打席では内角に入ってきたカーブを完ぺきにとらえ、高校通算27号となる左越えソロ本塁打でチームに先制点をもたらした。主将の吉川とともにプロ注目の逸材を視察するため、この日は12球団30人のスカウト陣がバックネット裏に集結。巨人・益田スカウトが「足が心配だね」と話すなど、豪快な一撃をビデオカメラに収めた目利きたちも一様に表情を曇らせた。

 3回戦以降は投手として登板予定もあったため、チームにとっては戦線離脱の影響は図りしれない。河野監督は「(負傷の)場所が場所だから」とため息をついた。

 一昨年に1983年の清原以来となる1年で4番を任され、鮮烈デビュー。ところが2年夏は不振でベンチ入りすらできなかった。この夏はプライドを取り戻す最後の戦いとなるはずだった。この日、4打数1安打だった吉川は「勧野がいなくても頑張るしかありません」と絞り出した。天才打者のドラマはこのまま残酷な幕切れを迎えてしまうのか―。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年07月20日 07:58 ]

  • 経歴:PL学園
  • 身長:1メートル81
  • 体重:83キロ

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